ヴィンテージマニアがマークシリーズの行く末について謙虚な提案をする。
今年の初め、IWCは新しいマークXXをひっそりと発表した。プレスリリースも、ファンファーレも、アナウンスもない。正直なところ、これはとても新鮮なことだった。ブランドが小さな改良を加えるたびに山頂から叫ぶような世界において、ブランドが新しいスーパーコピー 時計をウェブサイトに掲載し、我々がそれを取り上げるのを待つというのは、ほとんど時代錯誤のように感じられたのだ。
しかし、我々はすぐに理解した。そんなシンプルな時計に対し、IWCのマークシリーズは常に人の数だけ意見を呼んできたが、最もクラシックで親しみやすいモデルラインのひとつとしてそれは当然なのだ。第2次世界大戦後、IWC(そして短期間ではあるがジャガー・ルクルトも)はイギリス国防省のために、IWCの誇るCal.89を搭載したシンプルで無駄のないパイロット・ウォッチ マーク11の製造を開始した。マーク11の生産が終わりに近づくと、IWCは市販用も生産するようになった。マーク11が製造中止となったのち、IWCはマークXII、マークXV…とモデルラインを継続した(13と14は世界の一部で不吉とされているためスキップされており、今回19をスキップしたことも容赦してあげよう)。
IWC ポルトギーゼ クロノグラフ ラトラパント IW371210 新品送料無料メンズ
品名 ポルトギーゼ クロノグラフ ラトラパント
Portuguese Chronograph Rattapante
型番 IW371210
素材 ケース 18Kピンクゴールド
ベルト 革
ダイアルカラー ブラック
ムーブメント 自動巻き
防水性能 30m防水
サイズ ケース:40.9 mm(リューズ除く)
メンズサイズ
ガラス サファイヤクリスタル風防
仕様 クロノグラフ スプリットセコンド
付属品 IWC純正箱付・国際保証書付
18Kピンクゴールドケース スプリットセコンドクロノグラフ機能搭載
言葉を選ばずに言うと、マークXXは我々が2016年から知っているマークXVIIIよりもいい時計だ。そして、ブレスレットで81万9500円(ストラップで68万7500円。ともに税込)、つまり旧マークXVIIIより12万6500円も高いのだから、そうであるに越したことはないだろう。変更点のほとんどは微妙なものだが、それらが組み合わさることで機械的に優れ、見た目も(つけ心地も)より洗練された時計になっている。しかし、それでいいのだろうか?
7月にIWCのマークXXを紹介して以来、IWCはコレクションを充実させ、マットブラック、サンバーストブルー、サンバーストグリーンの3色のダイヤルに、ブレスレットの有無を加えた計6種類のバリエーションを揃えている。今回は、マークXVIII(と私物のマークXII)と並べて、ブラックとグリーンのブレスレット仕様をハンズオンし、ブルーダイヤルのストラップ仕様を撮影することができた(本記事で紹介している写真)。