新しいスプリングドライブ SBGY009は、1967年の初代グランドセイコー44GSの発売から55周年を記念して、先月末に発表された。44GSのケースデザインは、当時の日本の若手デザイナー、田中太郎氏が開発したもので、均一な平面とシャープなラインで構成された複雑な形状は、現在では“グランドセイコースタイル”として知られる新しいビジュアルアイデンティティを確立している。
SBGY009は、44GSのレガシーを継承し、ケース側面にはザラツ研磨を施し、独特の輪郭を表現。ケース径は40mm×10.5mmと、44GSよりもややスリムなサイズに調整されている。もちろんこの寸法は、より薄型のスプリングドライブCal.9R31を内蔵しているからこそ可能なのだ。また、ケースにはセイコー独自のSS合金“エバーブリリアントスティール”を採用しているため、従来の316Lに比べて硬度が高く、色も鮮やかだという。
グランドセイコー ヒストリカルコレクション<44GS> セイコー腕時計100周年記念 日本限定1200本 SBGR081
カテゴリー 新品 セイコー グランドセイコー 機械式
型番 SBGR081
機械 自動巻き
材質名 ステンレス
タイプ メンズ
文字盤色 シルバー
外装特徴 シースルーバック
ケースサイズ 40.0mm
ブレス内径
【測り方】 約18.5cm
機能 デイト表示
付属品 内・外箱
ギャランティー
グランドセイコースーパーコピー時計は、月に一度の天文現象である“月天心”からインスピレーションを得て、ミッドナイトブルーのダイヤルにサンレイパターンを施したSBGY009を発表した。信州の山々を望むグランドセイコーの信州時計工房の窓から眺める満月は、その短い時間のなかでも特に感動的なものだそうだ。
SBGY009は限定生産だが、3年前のSBGY003が700本だったのに比べ、1500本と生産本数が多いことも特筆すべき点だ。とはいえ、SBGY003とSBGY009は、全体的なスタイルがかなり似ている。
44GSを取り入れた新型SBGY009のケースデザインは、SBGY003とは異なるが、ダイヤルカラー以外の部分はほぼ同じサンレイパターンを持つダイヤルに、内部にはまったく同じCal.9R31が搭載されている。2022年発売の新モデルSBGY009は、インフレに見舞われているからか、最終価格は8100ドル(日本国内定価は税込93万5000円)となり、2019年のSBGY003の希望小売価格7600ドル(日本国内定価は当時税込91万8000円)から500ドル上昇した(編注:日本国内定価は1万5000円の微増にとどまった)。しかし、SBGY009のプライスタグは、SBGY007“御神渡り”の現在の定価8300ドル(日本国内定価は税込93万5000円)と比べてわずかに有利となった(編注:日本国内定価は据え置き)。
果たして、私はSBGY009を手に入れることができるのだろうか? まだ、決めかねている。
ネイビーダイヤルは本当に素敵なので、私のセラピストも「やっと決心できた」と喜んでくれることだろう。しかし初恋の相手から離れることは難しく、バーゼルワールド2019でSBGY003を手に取った体験は、私にとって桁違いの体験だったのだ。
私が迷っているあいだにも、結局SBGY009は、3年ちょっと前にSBGY003で経験したのと同じレベルの興奮を世界中の1500人の人に与えることになるのだろうと確信している。